非常用エレベータについては、建築専門家以外の一般の人々にはなじみの薄い建築設備かもしれない。また建築設計の世界でも、高層の建築物に設置が必要となる設備であることから、これまで設置した経験のない方も少なくないのではないだろうか。
道路斜線制限と緩和について知らないと恥をかく5つのポイント
道路斜線は建築関係者以外でも知っているほど、ポピュラーな建築基準法の1つである。建物の高さを決定する重要な要素であるので、理解し確実に活用できるようにしたい。
しかし、実際には複雑で、その中身をしっかりと理解するには、かなりの時間を要するのも事実である。
今回は、設計者のみならず、施主側にとっても、理解できるように、道路斜線とその緩和方法について分かり易く且つ詳細に説明させて頂く。
知らないと恥をかく消防活動空地の設置基準とその種類について
消防活動空地とは、はしご車が救助活動の際に容易に作業ができるように設けるスペースのことを言う。基本的には建物の敷地内に設置することが多く、決して狭く無いスペースであるので、敷地計画上無視できない。今回はこの消防活動空地について解説させて頂く。
増築前に知らないと損してしまう工事費用と法律による制限とは?
家に限らず、オフィスや工場など、現状の建物スペースが狭くなり、増築してスペースを増やしたいという要望は多い。しかし、増築に関しては、建築基準法上の法律の問題、そして構造上の問題などから、思っている以上に難しいものであることはご理解頂きたい。
排煙設備の設置基準について設計者が知っておくべき5つの項目
排煙設備の設置は設計者にとって基礎中の基礎とも言える重要な項目だ。排煙設備は文字通り、火災時に発生する煙を外部に逃がす設備であるが、その機能上の役割と同時に外観への影響も大きい。
設計者のための非常用進入口を設置する上で必ず抑えておきたい3つのポイント
非常用進入口は建築基準法の中でも基本的な項目であると同時に、建物の配置はもちろんのこと、外観へ与える影響も大きいため、必ず押させておきたい重要なポイントだ。
しかし、意外にも後々になって確認検査機関や消防の指摘により、大きなミスとなりがちな部分でもある。そうならないためにも今回の記事では非常用進入口を計画する上の基本的事項と気をつけるべき点をまとめてみた。
誰でもわかる設計事務所の種類とその選び方4つのポイント
もし、あなたがこれから建物を建てようとするなら、まず設計事務所に設計を依頼することになるだろう。ただ設計事務所と一言でいってもその範囲はかなり広い。
アトリエ系設計事務所、組織設計事務所、工務店や工事会社の設計部門など、どのような設計事務所でも建物の設計は可能だが、あなたが建てたいと思う建物によって、どの事務所に依頼するかは変わってくる。
しかし、建築の素人の方がこれらの違いを知っていることは稀だ。今回はこれから建物を建てようとする施主のために、設計事務所にはどのような種類があって、どのような基準で選んでいけば良いかについて、わかりやすく解説していく。
自走式立体駐車場の設計について建築家が知っておくべきこと
もしあなたがこれから建築家として大きく成長していこうとするのであれば、自走式立体駐車場についての知識を身に付けることは避けては通れない道だ。特にゼネコン設計部や組織系設計事務所に所属していたり、大規模なマンションや商業施設の設計を担当しているのであれば設計する機会は多いだろう。
しかし、立体駐車場は専門的で特殊な分野であるため、設計者であるあなたが全てを把握するのは難しい。基本的には立体駐車場メーカーの協力を仰ぐ形となるが、全てを丸投げして良いというワケではない。プロジェクトの全体をマネジメントする立場である設計者として、要点は必ずは押さえていなければならない。
しかし、忙しい日々に設計業務の中で、自分で一から調べて上げて、勉強する時間が無いのも事実だろう。今回はこのような問題を解決するために、設計者が最低限把握すべき、自走式立体駐車場の知識について解説していく。