非常用進入口の設置で押さえておくべきポイント

非常用進入口は消防隊が有事の時に建物内に進入する出入り口であり、消防活動上の重要な施設となる。

街角の建物で見かける赤三角マークなどの印が非常用進入口をさすが、建物ファサードなどにも大きな影響を及ぼすものであり、計画当初より意識をしておかないと確認機関や消防の指摘により大きな変更を余儀なくされ、イメージが崩れるなどの事態になりかねない。

ここでは、あらためて基本からしっかり理解し、計画において有意に扱えるようにしたい。

 

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屋内消火栓設置で押さえて置くべきポイント

屋内消火栓設備とは、消防法施行令第11条に定められている消防設備の一種である。消火活動における初期消火を行う設備で、人が操作する設備である。

初期消火を目的としている為、そこにい合わせた人が、消火にあたる為の設備であり、操作のしやすいものもある。

 

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消火器設置基準知っていると10倍仕事が早くなる4つのポイント

建物の随所に設置されている消火器は、誰しもが目にしたことのある、一般的な消火器具だろう。

これは自発的に設置されている場合も多いが、実は消防法第17条の規定にもとづき、防火対象物への設置がもとめられている、れっきとした消防用設備のひとつである。

しかしながら、その設置基準については、あまり意識されていないように思える。

えてして計画が固まった段階で行政の消防部署に事前協議に行き、そこで個数や設置場所を協議して(というより指示してもらって)、その通り設置する…といった程度ですましてはいないだろうか。

ここでは消火器の設置基準をもう一度おさらいし、あわせて緩和規定などを解説する。

 
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異種用途区画の基本と4つのポイント

出典:pikesvillehslibrary.pbworks.com

異種用途区画とは、建築基準法施行令第112条第12項・第13項に定める防火区画の一種である。一つの建築物に、異なる用途の部分が複数混在するような建築物を想定している。

このとき、それぞれの部分は、利用時間帯や利用者の人数、火災の発生する可能性、火災となった際の危険性(火災荷重)がそれぞれ異なる。

このような建築物で発生した火災が、異なる用途の部分に延焼した場合、おもわぬ被害が発生することが考えられる。このような被害を防ぐために、異種用途の空間どうしを区画することを目的としたものが、異種用途区画である。

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面積区画の基本と、緩和3つのポイント

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面積区画とは、建築基準法施行令第112条に定められている防火区画の一種である。大きな空間であるほど、ひとたび火災となったとき、火炎の規模は相応に増大する。

そのため消火・救助活動が困難となり、被害も大きくなることが予想される。

そのような被害を防ぐため、火災を局部的にとどめる目的で、建築物の内部を一定面積以下に区画するのが面積区画である。

条文では、第112条の本文および第1項から第8項までがその規定となっている。

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防火区画の基本と3つのポイント

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防火区画とは、一定の建築物について、その内部での火災などによる被害の拡大を防ぐために、建築物内部を火炎や煙を防ぐ仕切りで区画することであり、また、その区画を形成する構成材をさす。

ここでは、防火区画について、設置基準や構造・仕様、計画のうえでのポイントを解説する。

 
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竪穴区画の緩和4つのポイント

出典:www.flickr.com

竪穴区画とは、建築基準法施行令第112条第9項に定める防火区画の一種である。

法文上の定義は後述するが、竪穴とは、階段室や吹き抜けなど、複数の階にわたり垂直方向に連続する空間であり、このような空間は、火災の際に火炎と煙の伝播経路となり、大きな被害をもたらすことが予想される。

したがって、竪穴空間を区画することは、他階への延焼を防ぐうえで重要な意義がある。

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道路斜線制限と緩和について知らないと恥をかく5つのポイント

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道路斜線は建築関係者以外でも知っているほど、ポピュラーな建築基準法の1つである。建物の高さを決定する重要な要素であるので、理解し確実に活用できるようにしたい。

しかし、実際には複雑で、その中身をしっかりと理解するには、かなりの時間を要するのも事実である。

今回は、設計者のみならず、施主側にとっても、理解できるように、道路斜線とその緩和方法について分かり易く且つ詳細に説明させて頂く。

 

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